Webアプリの環境依存

お客さんからこんなことを言われました。

Macでも注文出来るなんて、素晴らしい!!

なんの話かというと、先日から実稼動に入ったシステムを使った通販サイトでのことです。もちろんうちのシステムはMacでの動作確認(IESafari)もやってます。そうした方がお客さんを拾いやすいと考えていたからというのもありますが。それがこんなことを言われるとは思ってもいませんでした。

確かに、世の中に数限りないサイトがある中で、Macでの動作確認を行っていない所はあるのかもしれません。そこまで数の多くない(失礼!)Maxユーザの為にコストを掛けることが出来ない所もあるでしょう。

でもね。

JavaScript を前提としたサイトはやっぱり間違っていると思うんですよ。もちろん JavaScript は便利です。非常に便利です。でも、それはサイトの補助的な仕事をさせて、基本的には JavaScript 無しでも動くように作るべきを思うのです。入力チェックなんかもそうですね。JavaScript で入力をチェックするのはいいのですが、その後サーバ側でも同様のチェックは行うべきなのです。そうしないと使えない以前にシステムとして機能しませんし。

で、今回始めた通販は多少特殊な商材を扱っているという理由もあって、他の同種のサイトではMac不可になってたりします(全てではありませんが)。んで、うちは Mac でも使える。この差は大きいと思うんですけどねぇ。Macの人はうちを使うしか無い、少なくともうち以外の選択肢が殆ど無いという状況ではあります。

基本的に IE 一本で調整されたサイトが多いのには、仕方が無いとは思いながらもやっぱり納得出来ません。開発元が横着をしなければ、ちょっと気を配ってプログラムを作っていたら、かなりの数の「IE専用サイト」が他のブラウザでも動いてたはずだからです。

コストが絡む話ではありますので、営利企業が「対応させなくても良い」と判断するのを「それは間違っている!」というつもりはありませんが、そういう動きが IE 一辺倒に拍車を掛けてしまったのではないかと言う気がしなくもないです。